■キタタン参戦記 準備編Part3 キタタン詳細情報
ある程度の情報は以下大会要項から入手できますが、
やはり体験者の声に勝るものはありません。
それで数多くのブログやYouTubeを検索しまくったわけですが、まとめると以下3点になります。
残念ながら「ブログや大会レポに残そう!」と意気込む方は、たいてい自分比で相当速い人が多く、
10時間以上かかりました
関門に引っかかってリタイヤしちゃいました
というランナーはあまり見つけられませんでした。
ま、そりゃそうですよね。
自分の記録を手間暇かけて他人に公表するというのは、一種武勇伝みたいなものですから、上位何%かに入るようなある程度速い人が多いですよね。
そんな他人様の「ありがたきお言葉」を自分なりにまとめたのが以下3点です。
■1.耐えて登り、ロードと下りは遅くても走る
これこそがキタタン完走者の率直な感想だと思います。
割と多くのブログで見受けられました。
上り、ここではあえて「登り」と修正しますが、長いです。
はっきり言って長いです。
ただ、ここは「永い」と修正はしません。永遠ではないです。
いずれは登りきるときが来ます。
いずれは登りきるときが来ます。
大事なことなので2度書きました。
その時を待ちわびて、ひたすら耐えて登ります。
登り部分は総計11キロぐらいで、全体の4分の1です。
この区間を歩いてしまうのはしょうがないです。
というより歩くのもつらいです。
ただ、それ以外の区間は頑張って走ろう、ということです。
ロードというのは最初の方なので、体力的にも元気な時間帯です。
また、下りに関しても、登りとは使う筋肉が違うのか、ある程度は走れます。
■2.完走タイムの目安は、平地のフルマラソンの倍
これから参加してみようと思っているランナーにとって、一番気になるのが、
そのためには関門を何時間で通過すればいいのか
そもそも関門を通過することができるのだろうか
でしょう。
平地のロードレースであれば、それまでのご自身の経験からある程度計算が立ちます。
体調、気温、日照時間、高低差で多少左右されることはあるでしょうけど、よく言われるのが、
フルマラソンは10キロのタイムの4.8倍
フルマラソンはハーフマラソンのタイムの2.1倍
ですが(出典なしです。あくまでも目安で。。)、山岳レースの場合どれだけ上乗せすればいいのか。
すべてのブログに「平地のフルマラソンのタイム」が掲載されていたわけではないので、サンプル数は少ないですが、
平地のフルマラソン | キタタン完走タイム | |
ハンサムネコさん | 3時間6分00秒 | 5時間56分59秒 |
三姉妹の父さん | 3時間17分 | 5時間25分03秒 |
どんぐりさん | 3時間27分24秒 | 7時間12分25秒 |
となり、概ね平地の倍かなと。
いいたかったところですが、サンプル数が少ないし、「三姉妹の父」さんに関してはトレイルが主なので、フルの倍よりはるかに速い。。
■3.2つの800Mクラスの峠の途中に一旦下るところがある(上り一辺倒ではない)
これはうれしくない情報です。
以前「800Mの峠」と言ったのはあくまで、
登りはじめの地点の標高
と
登り終わった地点の標高
の差です。
一例をあげると、
29.42キロ地点の神ノ川園地 標高610M
34.53キロ地点の袖平山 標高1432M
で、
標高差822M
それだけでも十分な登りなのに、「途中で一旦下ってまた上る」ということは
神ノ川園地と袖平山の間はトータル850Mぐらい登る
となります。
822Mも850Mも五十歩百歩と言われればそれまでですが、
途中に下りがある
という地形をあらかじめ把握しておくのは心理的に有利です。