第20回北丹沢12時間山岳耐久レース(以下、キタタン)参戦記 ~大会レポPart5~

第20回北丹沢12時間山岳耐久レース(以下、キタタン) 参戦記 ~レポPart5~

★姫次からゴールまで(35.24km~44.24km)

<div style=”border: 5px solid #3cb371; padding: 10px; background: #00ff7f;”>
<p>  <a href=”#repo_part5_section1″>1.やはり今年もコーラなし</a></p>
<p>  <a href=”#repo_part5_section2″>2.姫次を過ぎても上りあり</a></p>
<p>  <a href=”#repo_part5_section3″>3.スタッフさんに感謝</a></p>
<p>  <a href=”#repo_part5_section4″>4.ちょっとしたホラー</a></p>
<p>  <a href=”#repo_part5_section5″>5.ショートカットしたくない</a></p>
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<h3>■<a id=”repo_part5_section1″></a>1.やはり今年もコーラなし</h3>

昔は姫次でコーラが振る舞われたらしい

それを期待してか、袖平山から姫次までは「コーラ!コーラ!」の大合唱だったとか

ところがある年から急になくなった

なくなった年では、期待を裏切られたランナーがふて寝をする事態にまで陥ったようだ

まあね、炭酸、飲みたいよね

気持ちはわかる

だから背負っていたよ、自分は

飲まなかったけど

何度も言いますが、このキタタン、

  距離はフルマラソン以上

  高さはスカイツリー3つ分

  制限時間12時間

という過酷なレースにもかかわらず、公式給水所はわずか5か所

しかもそのうち2か所は行きと帰りの平丸(1.2km地点と42.9km地点)なので、実質3か所

ここ姫次にも給水所はあるが、あくまで山岳ボランティア(おそらく神奈川大学山岳部)の善意で成り立っている。

これも想像でしかないが、姫次で提供される水は、彼らが背負って登ってくるはず

1人分200mlとして、1000人分で200リットル

10人が手分けしたとしても1人20kg

亀仙人じゃないんだから。。

それも他人にくれてやる分なので、自分の分も含めるとそれ以上だろう

どこから登るかも定かでないが、大変な思いをして登ってきて、全員が姫次を後にするまで何時間も居続ける

そんなありがたい水なので、1滴たりとも無駄にはできず、まして

  コーラがない フンッ(。-`へ´-。)

と言ってふて腐れるのはとんだお門違いである

<h3>■<a id=”repo_part5_section2″></a>2.姫次を過ぎても上りあり</h3>

姫次では11分ものんびりしてしまった

まあ、いまさら焦ってもね

どうせ完走は確実だし

ここまで頑張ってきたからせめて姫次でぐらい

姫次をあとにしたのは15時ちょっと前

スタートから7時間54分が経過

ゴールまでは残り9キロちょうど

下りだし、もしかしたら9時間・・

とも思わなくはない

と思っていたらいきなり上り

(・´з`・)ぷぅー

もう上りはないって言ったのに

「登り」ではなく「上り」だけど、もう足残ってないよ。。

とりあえず平丸分岐まで4km

30分ぐらいかな

この道は地図で見るとほぼまっすぐだし、山道ではなくもっと開けてて、両サイド景色がいい馬の背のようなところをず
っと走るようなイメージを持ってた。

全然違ったね

確かに道は広い

これまでのような「おひとりさま用」ってわけでなく、割と広い

十分に追い抜き可能

でも暗い

陽は入らない

上っていたけどすぐ下りになって

意外といける

これまで
35キロ、8時間ぐらいたってるのに

こんなに足が動くとは

この道は地図上、いくつかわかりやすそうな目印があったから、あらかじめ距離と標高を調べておいた。

  姫次 35.2km 1433M

  八丁坂の頭 36.5km 1336M

  黍殻山避難小屋 37.5km 1210M

  大平分岐 38.0km 1197M

  平丸分岐 39.2km 1200M

あくまでも定点比較だが、前半がっと標高が下がって、後半平坦なのがわかる。

ただ、完全に下り一辺倒というわけではなく、所々上りはあった。

とはいっても、標高差というほどではなく、ちょっとペースが落ちる程度。

無理せず歩くほどでもないけど、

  姫次を過ぎたら上りはない

というのはウソ
 
  姫次を過ぎたら「登る」ほどの坂はない

であればうなずける。

ここまでの記録

場所 距離 目標 実績
平丸 1.2km ※1 12″00 13″40
分岐右折 2.26km 37″00 38″09
ロード開始 2.9km 46″00 48″15
神の川キャンプ場 8.34km 1’19″00 1’17″15
立石建設 11.19km 1’40″00 1’34″59
鐘撞山 12.59km 2’21″00 2’12″39
県境尾根分岐 15.09km 3’10″00 2’54″20
神の川ヒュッテ 18.59km 4’00″00 3’31″14
日陰沢源頭 20.89km 5’05″00 4’21″14
神の川園地 29.42km 5’59″00 5’31″33
風巻の頭 31.80km 7’15″00 6’28″11
袖平山 34.53km 8’25″00 7’34″15
姫次 35.24km 8’40″00 7’42″40
平丸分岐 39.24km 9’20″00 8’26″19

※1)実際は1.8kmぐらいだと思う

 

姫次から平丸分岐は下りベースの4kmだったが32分弱かかった。

上の表では44分かかったように見えるが、姫次滞在の12分が含まれている。

結構走れたつもりだったけど、やっぱりキロ8分ぐらいはかかるか。

<h3>■<a id=”repo_part5_section3″></a>3.スタッフさんに感謝</h3>

結局目印をいくつか見つけてはいたが、

わかりやすかったのは「八丁坂の頭」ぐらい。

「黍殻山避難小屋」もあるにはあったが、

右側に小屋が並んでるなあ、ぐらいなので、

ストップウォッチを止めて時間を測ろうというような場所ではなかった。

ま、参考程度だね。

そんな感じだったから平丸分岐でちゃんと曲がれるか不安だった。

ちょうど前方にだれも見えなかったから、もしかして通り過ぎた?

と思ったけど、さすがに左折ポイントにはスタッフがいてくれた。

感動するね

標高1200Mまで登ったわけでしょ

しかも何時間も立ったままで、ひたすら

  \_(・ω・`) コチラデス

って指南するだけ

給水所の人たちは多分車で移動できたと思う。

あ、公式のね

姫次は除く

神の川ヒュッテと神の川園地は、おそらく車両通行できる場所だから、

水を背負うどころか、歩くことも必要ないと思う

逆そういう場所を給水所にしたんだろうな

ただ、それ以外の、随所に立ってくれていたスタッフ

思い出せる範囲で言うと

  鐘撞山に2~3人

  県境尾根分岐に2人

  日蔭沢源頭に2人

  風巻の頭にはいなかったな

  袖平山にもいなかったと思う

  姫次はけっこういた

  平丸分岐に2人

この人たちは、

  誰よりも早くそこまで登って

  誰よりも遅くそこを後にする

はあ~

頭が下がりますわ <(_ _*)>

あの方たちがいたからこそ誰もコースを間違えることなく、

無事ゴールすることができたわけだ。

巷のロードレースのスタッフも大変だけど、

キタタンはスタッフにとっても挑戦的な場所だな。

<h3>■<a id=”repo_part5_section4″></a>4.ちょっとしたホラー</h3>

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