■キタタン参戦記 準備編Part5 目標タイムの設定
キタタンに初めて参加する場合、Part3でも書きましたが、当然疑問に思うのがそのためには関門を何時間で通過すればいいのか
そもそも関門を通過することができるのだろうか
ではないでしょうか。
富士登山競争やハセツネカップなど他のトレイルレースの経験があればある程度目算がたつのでしょうが、トレイルデビューでキタタンに参加する場合、登りと下りで「キロ何分」かかるのか全く見当がつかないと思います。
私の場合、一応サブ4ランナーなので、
早ければ8時間切れるかも
という楽観的観測の一方で
第二関門を突破できずに、収容バスで強制帰還
と悲観することもありました。
手当たり次第ネット検索しましたが、自分より速い人が多く、
なかなか参考になりませんでした。
そこで、5月に練習がてら大山に行った時の結果をもとにキタタンの登りと下りの予測をしました。
大山の阿夫利神社下社と頂上の本社の間は、
上りは、1.6キロ45分
下りは、1.6キロ30分
だったので、それをもとに、キタタンの目標タイムを設定したのが以下です。
目標といっても、持ちタイムを積み上げていくプッシュ型ではなく、
第二関門をぎりぎり突破する時間から逆算して、
これだけのペースで走れば第二関門突破できる
ここをこの時間で通過しないと第二関門突破できない
というプル型にしています。
第二関門(約30キロ)を制限時間の6時間で通過できれば、
ゴールまでの残り約15キロを6時間で行けばいいので、
ある程度の高確率で、完走はできるということになります。
ただ、気を付けなければいけないのが第一関門の存在です。
ここをぎりぎりに通過してしまうと、第二関門の通過は難しいです。
まずは第一関門突破
第二関門は第一関門を突破できたら考える
と考えていては苦戦は必至です。なぜかと言いますと、
第一関門 神の川ヒュッテ 20キロ 制限時間4.5時間
第二関門 神の川園地 30キロ 制限時間6時間
※計算しやすいように、わかりやすい距離にしています。
ですので、第二関門通過のためには、
平均10キロ 2時間
となります。
そのペースを第一関門までに当てはめると
20キロ 4時間
となります。
第一関門を制限時間の4.5時間ぎりぎりで通過してしまうと、第一関門から第二関門の間で、それまで以上のペースアップが求められます。
第一関門と第二関門はセットで考えたほうがいいですが、
第二関門以降のことは、突破後に考えてもいいかもしれません。
第二関門を過ぎれば30キロ。ぎりぎりで突破すれば6時間。
その時点でどれだけ足が残っているのか、残った体力でラスボスともいわれる姫次まで何時間かかるのか、初挑戦者が見込みで計算することは難しいと思います。
ただ、間違いなく言えるのは、
それまでに登った2つの峠より過酷
ということでしょう。
あれこれ考えていても仕方がないので、走った後のレポを参考にしてください。