第20回北丹沢12時間山岳耐久レース(以下、キタタン)参戦記 ~準備編Part3~

Pocket

 

■キタタン参戦記 準備編Part3 キタタン詳細情報

ある程度の情報は以下大会要項から入手できますが、

  北丹沢12時間山岳耐久レース ホームページ

やはり体験者の声に勝るものはありません。

それで数多くのブログやYouTubeを検索しまくったわけですが、まとめると以下3点になります。

 

残念ながら「ブログや大会レポに残そう!」と意気込む方は、たいてい自分比で相当速い人が多く、

  10時間以上かかりました
  関門に引っかかってリタイヤしちゃいました

というランナーはあまり見つけられませんでした。

ま、そりゃそうですよね。

自分の記録を手間暇かけて他人に公表するというのは、一種武勇伝みたいなものですから、上位何%かに入るようなある程度速い人が多いですよね。

そんな他人様の「ありがたきお言葉」を自分なりにまとめたのが以下3点です。

1.耐えて登り、ロードと下りは遅くても走る

これこそがキタタン完走者の率直な感想だと思います。
割と多くのブログで見受けられました。

上り、ここではあえて「登り」と修正しますが、長いです。
はっきり言って長いです。

ただ、ここは「永い」と修正はしません。永遠ではないです。
いずれは登りきるときが来ます。

いずれは登りきるときが来ます。
大事なことなので2度書きました。

その時を待ちわびて、ひたすら耐えて登ります。

登り部分は総計11キロぐらいで、全体の4分の1です。
この区間を歩いてしまうのはしょうがないです。
というより歩くのもつらいです。
ただ、それ以外の区間は頑張って走ろう、ということです。

ロードというのは最初の方なので、体力的にも元気な時間帯です。
また、下りに関しても、登りとは使う筋肉が違うのか、ある程度は走れます。

2.完走タイムの目安は、平地のフルマラソンの倍

これから参加してみようと思っているランナーにとって、一番気になるのが、

果たして自分の実力では何時間でゴールできるのか
そのためには関門を何時間で通過すればいいのか
そもそも関門を通過することができるのだろうか

 

でしょう。

平地のロードレースであれば、それまでのご自身の経験からある程度計算が立ちます。

体調、気温、日照時間、高低差で多少左右されることはあるでしょうけど、よく言われるのが、

  フルマラソンは10キロのタイムの4.8倍
  フルマラソンはハーフマラソンのタイムの2.1倍

ですが(出典なしです。あくまでも目安で。。)、山岳レースの場合どれだけ上乗せすればいいのか。

すべてのブログに「平地のフルマラソンのタイム」が掲載されていたわけではないので、サンプル数は少ないですが、

  平地のフルマラソン キタタン完走タイム
ハンサムネコさん 3時間6分00秒 5時間56分59秒
三姉妹の父さん 3時間17分 5時間25分03秒
どんぐりさん 3時間27分24秒 7時間12分25秒

となり、概ね平地の倍かなと。

いいたかったところですが、サンプル数が少ないし、「三姉妹の父」さんに関してはトレイルが主なので、フルの倍よりはるかに速い。。

3.2つの800Mクラスの峠の途中に一旦下るところがある(上り一辺倒ではない)

これはうれしくない情報です。

以前「800Mの峠」と言ったのはあくまで、

  登りはじめの地点の標高

  登り終わった地点の標高

の差です。

一例をあげると、

  29.42キロ地点の神ノ川園地 標高610M
  34.53キロ地点の袖平山   標高1432M

で、

  標高差822M

それだけでも十分な登りなのに、「途中で一旦下ってまた上る」ということは

  神ノ川園地と袖平山の間はトータル850Mぐらい登る

となります。

822Mも850Mも五十歩百歩と言われればそれまでですが、

  途中に下りがある

という地形をあらかじめ把握しておくのは心理的に有利です。

Part4へ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.