第20回北丹沢12時間山岳耐久レース(以下、キタタン)参戦記  ~準備編Part1~

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■キタタン参戦記 準備編Part1 キタタン参加の経緯

今年(2018年)のサクラの咲くころ、神のお告げがあった。

  北丹沢に行け

それまで大会検索をしていても「トレイル」や「山岳」という名前はスルーしていた。

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30歳で走り始めて15年。大会参加回数は200回以上になるが、ロードレースやトラックがメイン。

それがこの年になって急に、しかも

  国内3大トレイルレースの1つ

である

  北丹沢12時間山岳耐久レース(通称、キタタン)

に出てみようと思うとは。

キタタンのことは、存在はなんとなく気づいていたが、どこをどう走るのか知らなかったし、知ろうともしなかった。

以前ハセツネCUP(30Kではなく24時間71キロの方:同じく3大トレイルの1つ)に参加した同僚がいたが、やはり醍醐味を共感できなかった。

山があまり好きじゃない。

  富士山は遠くから眺めるものであって、登るためのものじゃない

と思っているし、以前高尾山がある八王子市の隣の日野市に住んでいたが、

  高尾山はケーブルカーに乗ってそばを食べに行く場所

と思っていた。

  あれは山ではない。丘だ。

と言われている高尾山でさえ自力で上ったことはない。

別にロードレースに飽きたわけではない。

極めたわけでもない。

強いて言うなら

  7月にウルトラマラソンを走りたい

ということぐらいか。

毎年、軸にしている大会が9月に平塚で行われる

  24時間ゆめリレーin湘南ひらつか 「6時間個人の部」

で、その前にフルマラソン以上の距離を走って追い込みたかった。

日野市に住んでいた時から、所沢航空公園内の

  所沢8時間耐久レース

に出ていたが、湘南地区に移住してからは遠くなったので、行くのが億劫になっていた。

しかも今年はなぜか場所が彩湖に変わったため、もはや

  参加を継続しがたい重大な事由

となってしまった。そこへ

  キタタン降臨

まさに降ってわいてきたような感じ。

平凡なランナーでも何年も走ってると、こうした不思議な巡り合わせがあるのか、と妙に浸ってしまった。

  7月始めに開催
  フルマラソン以上の距離
  片道2時間程度(所沢と同等)

と条件はよく、ほぼ一目ぼれ。

  参加費が所沢の倍以上(4500円:10000円)
  宿泊が必須

と金銭面で不利な条件があったが、そこはなんとか。。

この時点では

  国内3大トレイルレースの1つ

とは知る由もなく、

  44キロを12時間でしょ。楽勝じゃん。

ぐらいにしか思っていなかった。

とはいえ、出るからには徹底的に調べつくすのが性なので、まずは基本的な概要から。

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